PORTISHEAD / PORTISHEAD

20 09 2008

今聴いてみると、なんというか昔ほどの感動がない1枚。すごく良いものであることは間違いないのだけれど、生の音の中にDJがいるって構図が今現在、想像以上に陳腐化したせいか、美化された記憶が現実に直面した心地。皆ベスのヴォーカルに気を取られがちだけど、結構ギターがいいと思うんですが。思わない? サンプリングを生でやりました的な試みだったら、これより『PNYC Roseland New York』の方が聴いてて未だに感動できるかも。ライブ盤とは思えない張り詰めた感じは凄いですよね。世間的にも名盤ということいなってるらしいです。

そういえば今年はPortisheadだけじゃなくて、Tirckyもニューアルバムをリリースしたりと、「トリップホップ」って文脈で括られていた中でも、ロック方向で人気のあった人らが懐かしいことになってますね。Massive Attackも含めた3者の中なら、僕は断然Portisheadでしょうか。なんでこのあたりの暗い音って定期的に支持されるんでしょうね。Radioheadとかの流れなんですかね。申し訳ないけど僕トム・ヨーク気持ち悪くて駄目なんですが。あと、気になるのが、高校の頃行きつけだったレコード屋のおっちゃんが「bjork好きな奴にはロリコンが多いな」って言ってたんですが、だとするとPortishead好きは熟専なんですかね。

最初の話に戻すと、Portisheadが次のアルバム出すまでに10年かかったわけですが、ちょっと長すぎたと思うんですよ。TrickyもMassive Attackも注目度は落ちて、どんどん停滞して。売れるのが正義ってわけじゃないですが、今でもこの音に引っかかる人はいるだろうし、そう考えると勿体なかったんじゃないかな。





LIVE AT THE ELECTRIC CIRCUS / V.A.

18 09 2008

「ルドルフ・ヘスを覚えてるか!」ってイアン・カーティスが叫んだ、マンチェスター・パンクの素敵10″。初めてJoy Divisionを聴いたのは、このアルバムがきっかけだった。New Orderから辿ったわけではないあたり、根暗な音楽オタクを思わせますね。別にJoy Divisionだけではなくて、The FallやBuzzcocksもこれで知ったのだけども。

初めて聴いたときには、ヴォーカルはかっこいいけど演奏は下手だなぁ位の印象だった。音源を漁り出すようになったら、また色々と思ったんですが、それはいずれ。

ところでこのジャケット、フォントの配置がすごく素敵だと思うわけですよ。一枚絵の中に文字を散らすと、なんともパラパラした感じで、こう、落ち着きとかがないように見えるんですが、回路図の配線とかで流れを作ってるので、案外まとまって見える。あと色も良いと思いますよ。まぁ、なんでもよく見えるんだろうって話ですが。

17~8年前に再発CDもリリースされたはずなんですが、全然見かけないあたり、結構な珍品なのかもしれません。とりあえず見つけたら手に入れましょう。それで、何を思って「ルドルフ・ヘスを覚えてるか!」って叫んだんだろう、なんて考えだしたら立派なJoy Division崇敬派の仲間入りです。