ON TWO SIDE / BLANK DOGS

26 09 2008

これは素晴らしい掘り出しもの。いや、リリースはつい先月なので、正確には掘り出したわけじゃないんですが、いろんな音に埋もれてる中から個人的にピンときた音なので。70年代後半くらいの残念さとかっこよさが入り混じったチープなエレクトロ・ビートとアナログシンセの音色。だるいポスト・パンク。大好物。伸びのないカセカセしたギターの音は、釣りっぽく「Joy Divisionを思わせる」とか言っておこう。

正直な所Joy Divisionのような搾り出される切羽詰った感とかは全くなくて、どっちかと言うとブルックリン在住の音楽オタクがフヒヒとか言いながら作ったような、ある種最近の(アンダーグラウンドな)流行の音。でも、そういう屁理屈は抜きにして、脳がすごくかっこいい! と認めた音なので、全力でお薦めしたいわけです。えー、買う勿体ないなぁとか思った貴方、彼音源を全部公開してるんですよ。サイトで。しかもこのアルバムを含めてこれまでの7″すべて。うお何だよじゃあガンガン聴いちゃうよってことですよ。いや、このアルバムは買ったんですよ。だってお金出したかったんですもの。

リリースされてる音源以外にmyspaceでも公開してる音源とかあるので、多分かなり録り貯めていると予想。今公開している”No Compass”みたいな音が10曲くらい並ぶと、バカ売れする予感がします。というか、7″でいいので、この曲リリースしてくれませんか。





MADVILLAINY / MADVILLAN

23 09 2008

今さら、という感じがしなくもないですがMADVILLAN。トラック担当のMadlibはJAZZ方向や映画のサントラのような音の組み方が面白くて名前を知っていた(Yesterdays New Quintetとか)のだけれど、MF DOOMはこのアルバムで初めて知ったり。ガラガラしたこの声はかっこいいです。

別にHIP HOPに対して偏見はないので、知識はなくても面白そうな音源は聴くのですが、聴いてグッときたのはこれが初めて。短い2分前後程度の中に詰め込まれた奇妙なサンプリングの塊と、ガラガラしたこの声のビートが綺麗にピッタリ合わさっている。個人的にこのアルバムの奇妙さは、全く別種の音を上手いこと混同しているところ。特に分かりやすいのは”accordion”の目が覚めるような美しい音と”money folder”のようながっちりしたブレイク。これが同じアルバムに並んで、しかもなんの違和感も不協和音もないなんて!

この音がアンダーグラウンドだなんて本当に勿体ない。





買ったもの

21 09 2008

『There’s a riot Goin On』/ Sly and the Family Stone

『Fresh』/ Sly and the Family Stone

今年の東京JAZZ、8月31日のmeets BLUE NOTE TOKYOで見たSly and the Family Stoneの衝撃が忘れられず、ようやく購入しました。BLUE NOTE TOKYOでの単独公演もあったんですが、こっちは都合がつかず。往年のままだった、とかそういう意味での衝撃はなかったんですが(やつれとか老いはやっぱり感じたので)、ありがちな「伝説の復活!」を実際に見れた感激と言いましょうか。The Verveの再結成より感動した。今ある音を忌避して懐古に走るのは嫌だけど、懐かしいなんて感覚吹っ飛ぶこのかっこよさ。昔の音ってなんだろう。ただの録音機材の性能や時間の問題なのかな。

イロモノ的な外見で避けるなかれ。このFUNK。聴かないと駄目です。